処女膜再生手術
どのような治療ですか?
処女膜は、膣口付近を覆う、薄い皮膚の膜です。
処女膜は薄い皮膚なので、激しい運動やタンポンの使用、性行為などによって伸びたり、破れて出血したりすることがあります。 処女膜が伸びたり破れたりした結果、膣口が広がるので性行為がしやすくなります。
破れた処女膜を丁寧に縫合することにより、破れる前の状態に復元する手術が、処女膜再生術です。
どのような症状に適していますか?
処女膜は破れる前から中央に穴があいており、おりもの(膣からの分泌物)や経血(生理の際の出血)は膣口から排出されるので、 処女膜が破れる前も、破れた後も、生活には何ら違いはありません。
また小陰唇や大陰唇のように外見的に目立つ部分でもありません。
性的な理由で、処女膜を元通りに戻したいために手術を希望される方がほとんどです。
手術方法
産婦人科の診察台のような手術台に両脚を乗せて仰向けになります。
最小限度(通常はIラインのみ)に剃毛します。
担当医が麻酔後に断裂した処女膜を正確に縫合することにより、処女膜を復元します。
縫合糸を抜糸する必要はありません。

手術は痛いですか?
手術は常に無痛にしてから行いますから痛くありません。
痛みを感じるとすれば、麻酔の時です。
当院の麻酔は、ナノニードルという極細の注射針で行うので通常の麻酔よりも痛みが少ないのが特徴です。
それでも心配な方には、笑気麻酔(マスク麻酔)や静脈麻酔(無痛麻酔)をオプションで追加することもできます。
手術後の通院、生活、性交渉
手術後、麻酔が切れると若干痛みが出る場合があります。その前に痛み止めを内服し、手術当日はできるだけ安静にお過ごしください。
手術後は微量の出血が数日程度あるので、この間はナプキンかガーゼを患部に当ててお過ごしください。
日常生活や家事、事務仕事は翌日から可能です。
シャワー浴、湯船の入浴は翌日から可能です。
飲酒や運動は数日程度お控えください。
性行為も数日後から可能です。